やることが山積みだと考えた瞬間に、突然何もしたくない気持ちになることがある。
しかし、やる気がないからといって逃げられないし、いつか向き合う日が来てしまう。
今回は、やる気がでない原因と、実践した改善方法をまとめていく。
やる気が出ないまま時間が過ぎ、焦ってばかりいる人の参考になれば幸いだ。
やる気がでない原因
仕事や課題に対して、どうしてやる気が起きないのかを考えてみた。
1.強制されている
やらされていることは、どう頑張ってもやる気が起きないようだ。
勉強や、やりたくない仕事のための資格取得なんかもそうだろうか。興味もわかないし、面倒に感じるし、その上「早くやれ」みたいなプレッシャーも感じた。
強制されてやるというのは、思った以上に心に負担をかけている。
2.疲れている
体調が悪い時は、まずそちらを改善したほうがいい。
というのも心と体はつながっているので、寝ずに働いて「今日もやる気いっぱい!」なんてことはまずない。
やる気どころか、集中力や判断力も落ちてしまう。
特に5月なんかは、寒暖差や気圧の変化で体調を崩しやすいようだ。休むのにも勇気がいるが、思い切って寝てみた方が後々いいかもしれない。
3.燃え尽き症候群
大きなイベントを乗り越えた後も、やる気が起きにくい。
これは燃え尽き症候群ともいうもので、頑張って1つ乗り越えた後、なにもやりたくないと灰のように燃え尽きてしまう状態を指す。
1つに本気で取り組めるのは素晴らしい才能ともいえるのだが乗り越えるたびに燃え尽きてしまうので、気分の上下で心に負担をかけてしまっているかもしれない。
4.悩み事がある
悩みや不安があると、他のことに対してやる気がでない。
なにか趣味に没頭したくても、お金の心配をした途端に何も手につかなくなったことがある。
例えが不適当かもしれないが、やる気がでない時は「他に解決すべき悩み」がないか、一度振り返ってみるといい。それを解決するだけで、気分がスッキリすることもある。
5.何から始めていいのかわからない
やることが多すぎて、何から始めていいのかわからなくなった経験もある。
行動しなくちゃいけないことはわかっているのに、何も手に付かずに毎日自己嫌悪に陥って悪循環だ。
やる気が出ない日が続いて、気が付いたら期限ギリギリに。
この場合は、課題を細分化できずにいることが原因だった。
やる気を出すためのステップ
以下は原因に対する改善策だ。
1.体調を万全にする
心身の健康は、精神面にも大きく影響する。
最近頑張れなくなった、頑張らなきゃという焦りだけがあるという方は、まずは体を休めてみてほしい。
ゆっくりお風呂に入ったり、たっぷり睡眠を取ったりすると、それだけで精神的に安定しやすくなる。
なにかしなきゃという焦りから寝るのを拒んでしまう時も、睡眠を取ることも仕事をこなすための過程と捉えて大事にしてほしい。
2.「1つだけ」やってみる
たくさんあるうちの1つだけ始めてみる、というのも有効だった。
最初は何も手につかなくても、1つだけ始めてみる。
すると次にしなくちゃいけないことが自然と見えてくる。
小さい行動を積み重ねた結果、気づいたらやることが終わっている。
まずは1つ。
仮に、早起きして朝食を食べ、しっかりメイクをしてから出勤するのを目標にしたとしよう。
これも、まずは1つでいいのだ。
早起きがしんどいなら、ギリギリまで寝てメイクだけはちゃんとするとか。1つできるようになると、次も頑張ろうと思えてくる。
個人差があるとは思うが、山積みになった課題を目の前に頭がパンクしてしまう。という人には実践してみてほしい。
3.主体的に取り組む
「やらされている感」が強いものは、自分の考えを混ぜてみた。
例えば会議室の掃除でも、
机の上やイス、床なんかは皆掃除するだろうし、机の脚の上のホコリとか掃除しよ〜と、自分の気づきを優先して行動してみたことがある。
掃除しろと言われてやるのには変わりないが、自分で考えたことを実践してみると、意外と満足感がある。
これはやる気≒モチベーションになった。
また、やる気がでないなら「手を抜く」を目標にしたっていいわけで。そうすると、意外と頑張ろうとしなくてもゴールが見えてくるかもしれない。
それがわかれば、まあ次もなんとかなるだろう。
という、やる気がなくても上手くいくサイクルの完成である。
4.やるべきことをリストアップする
まず1つ、と言われてもどれを最初にすべきかわからない!
という人は、期限順や優先したいこと順にリストアップするといい。
期限が近いもの・まだやらなくていいもの・提出するものがわかれば、
とりあえず期限やばいからこれからやろう、と行動に移せる。ごちゃごちゃになって見えることも、実はそれほど複雑ではないのかもしれない。
私はリストアップすら面倒だったので、スマホのメモに今やらなきゃいけないことを思いつく限り打った。
その中から「ちょっと急がないとまずいな」と思ったものに取り組んでいる。
5.自信を持つ
根拠なんかなくても、自信を持つといい。
やる気が起きないうちは、「どうせ自分が頑張っても」と卑屈になってしまい、行動に移せなかった。
移せたとしても、どうせという意識がある限りつらいままだ。
最初は心が反発するが、
「きっとうまくいく!」というなんの根拠もない自信が
成功を後押ししてくれることもある。