
大好きだったことが、いつからか全く楽しめない。

周りが楽しそうなときに、全然ついていけない。なんでそんなにはしゃいでいるの?
結論:「楽しめない」は解消できる。
ちなみに、以下は私が実際に“楽しくなくなった時にあった症状”だ。私は病院でうつと診断された。
心当たりがある人は、ユビーで診断してみるといいかもしれない。
- 趣味が楽しくなくなり、やろうとするのもつらくなる
- 食事の味はするけど美味しい!とは思えない
- なんのために生きてるんだろうと思ってしまうことがある
楽しめない人の特徴
以前楽しかったことが楽しくないのは、心身の不調のサインかもしれない。
気づいたら何にも興味がなくて、自分の価値観が変わったのかな?と思う人もいる。
ですが、価値観が変わったのなら他に楽しいことが見つかったり、興味がある対象が変わっただけだったりする。
そもそも、何かを楽しむには余裕が必要。
お金や仕事、人間関係のストレスは心身の不調につながりやすい。楽しくなくなったのは、体が休息を求めている可能性がある。
ストレスに押しつぶされそう
楽しめない、の原因は大半がストレス。
以前は楽しかったゲームや動画も、最近は見る気になれない・・なんてことはありませんか?
ストレスが大きくなると、楽しさや嬉しさを感じる心が鈍くなってしまうでしょう。
やりたくないことを続けている
「仕事なんだから、イヤでもやらなくちゃ」「お金のためだし我慢しよう」
このように考えて仕事を続けている方がほとんどだと思う。
仕事となると責任も伴うし、我慢も増える。
休みの日も仕事のことを考えて、なんのために頑張っているんだ?と思うようになったら、もしかしたら合わない仕事を続けているのかもしれない。
我慢すべきところか、離れた方がいいのかを1度考えてみるといいだろう。
真面目な人=頭が固い?
何事に対しても真面目に取り組もうとする人は、もともと“楽しむ”という考えがそれほどない。
仕事でもプライベートでも、「真剣にやらなくちゃ」という意識が強く、楽しそうにしている人をみて「自分は真剣にやらなきゃ」と追い込まれてしまう。
これは経験ですが、真面目にやったからといって成果がでるわけではない。
なんでも真面目にやったところで、「真面目にやる」という姿勢しか評価されないから。
ラクをしているように見える人は、「手を抜くのが上手」である場合が多い。
完璧主義な性格の人
完璧主義の人は、常に100点を目指す。
当然、完璧なんてものはない。そのため常に不安や焦りを感じて自分を追い込むことになる。
完璧主義の人は、1度挫折すると、「もう自分はだめなんだ」と極端な思考になってしまうことがあるので、グレーゾーンを受け入れる練習をするといい。
慎重な人
物事に慎重な人も、楽しむことを忘れがち。
何かにとりかかる時に、段取りやスケジュールを念入りに把握する作業から始まるので、何もかも業務感が出てしまうのが原因。
「まぁなんとかなるでしょ!」ができないので、疲れを溜めやすい。
周りの目を気にする
周りの目を気にして生きてると、本当に楽しくない。
着たい服も、挑戦したい仕事や趣味も「変だと思われたらいやだな・・」という気持ちでフタをして生活しなくちゃいけないから。
自分を主張できないと、否定されたときのショックが大きくなるので、自己肯定感も低くなります。
そして主張できない・否定される経験を繰り返すと、確実に自信を失っていく。
悩み事や不安がある
悩みや不安、解決していない問題があってモヤモヤしていませんか?
失恋やケンカ、人間関係の悩みや仕事のミスなどがあると、どうしても気になってしまう。
もし悩みや不安の原因がハッキリしているなら、勇気をもって解決に取り組んだほうがいいだろう。
他人と比較してしまう
他人と比較するのは、手っ取り早く自分を不幸にする行動だ。
華やかなSNSの投稿を見て、自分は惨めだと思っていませんか?
特に写真を上げるインスタでは、日常の華やかなシーンを集めて投稿しがち。
そのため、他の人が華やかな生活を送っていて、自分は毎日地味でつまらない生活を送っているんだと落ち込んでしまう。
✔「楽しくない仕事は、なぜ楽しくないのか?エンゲージメントで働くを科学する」
タイトルの通り、「なぜ楽しくない仕事なのか」を科学的に分析してみた本。
仕事が楽しくないという事実と、楽しめないという気持ちを切り離して考えるきっかけになった。気持ちが沈んでいる時に読んで、「自分がダメなわけじゃない」と思えた1冊。
ネガティブ思考
「失敗したらどうしよう」「今回もダメかもしれない」と考えてしまい、楽しむどころか最悪のシチュエーションを想定してばかり。
このように、ネガティブ思考の人も楽しむのは苦手だ。
楽しもうとしても「ポジティブにならなきゃ」と追い詰められて逆効果になってしまうこともある。
目標なく生きている
目標がないと、「なんのために頑張っているんだろう?」と仕事をしている意味すらわからなくなってしまう。
「欲しいものがあるから頑張ろう!」「きれいになりたいから頑張ろう!」と、小さなことでも目標があると、毎日張り合いが出て楽しくなる。
とはいえ急に目標を持て!なんて無理な話だ。
そんな時は、ハードルをグッと下げて「早く寝る」「食事をしっかり摂る」など体を大事にすることを目標にして過ごしてみよう。
楽しめなくなったら実践すること
今まで楽しかったことが急に楽しくなくなると、次第に他のことも手につかなくなる。
そんな時、実践するのは「無理をしないこと」。
気分転換といって無理に新しいことを始めたり、人付き合いを増やしたりするのはNGだ。
悩みを言語化する
モヤモヤを言葉にしてみよう。やり方は2種類ある。
- メモに思いつく限り書き出してみる
- 自分の悩みに近い本を読んで、考えるきっかけにする
小さなことだが、解決に近づいたり、悩むことがなくなったりする。
しかし、この「言語化」が難しいところ。いろいろな事情がまざって、自分が何に悩んでいるのかわからず落ち込んでしまうことも。
1番の不安が見つかったときは「なんだ、そんなことだったのか」と思えて安心する。
自分1人で考えてもスッキリしない時は、悩みに近い本を読んで、他人の考え方を取り入れてみるといい。
カンタンな運動を取り入れる
悔しいが、やはり運動はメンタル回復に大きく貢献してくれる。
私は運動なんて無理!と思うタイプだ。だけどスーパーに買い物に行って、お店をぐるぐる回ってみるだけで違うなと感じる。
さらに疲れている時は、判断力も鈍って体に悪いものを選びがち。
あてもなくスーパーをさまよって、炭水化物や甘いものを選んでしまうようなら、踏ん張って1食分のサラダやお弁当をチョイスしてみてほしい。
できたことを書き留める
自己肯定感が持てず毎日楽しくない方は、今日できたことを書き出してみるといい。
朝起きた、ご飯食べた、出勤した、仕事した・・これだけで4つもこなしている。
さらに細かくすれば、仕事に行くための支度や移動など多くのことを実行している。
自分で見返すと、「ちゃんと頑張ってるんだな」と自信を持てるようになる。
最初は思えなくても、声に出して「今日も頑張った!」と言ってみよう。これだけでも気持ちが前向きになる。
ぜひ、お気に入りのノートとペンで、自分の「できたこと」を書いてみてほしい。
読書もおすすめ
イギリスの大学で、読書にはストレスを68%軽減させるという研究結果がでている。
難しい本じゃなくても、レシピ本やエッセイ、マンガでも良いので1冊手に取って眺めるだけで効果がある。
ストレス減!楽しめないを解消できた本
楽しめない時は、以下のことを前提に読書を取り入れてみて欲しい。
- 読みやすそうな本を選ぶ
- 全部読まなくていい
長文や、気分が沈みそうな話は選ばず、ページを開くのが億劫にならない本を選ぶといい。
小説でなくても、エッセイやマンガ、絵本などもOK。
以下は私が“なんとなく楽しくなくて、気持ちが沈んだとき”に読む本だ。
✔「多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。」
人間関係に疲れている方や、人と関わるのは楽しいのに1人になった途端ひどく疲れる方に読んで欲しい1冊。
嫌なことが頭から離れないとき、SNSに振り回されてしまったときなど、現代を生きるあなたの悩みを優しく言葉にしてくれる。
職場で、SNSで、友人などの人間関係や、「自信がもてない」「突然不安になる」など内面に寄り添った内容も。
今の自分に合わせて、必要な部分を読み返して「こんなことで悩んでたのか!あースッキリした」という感じで辞書のように使っている。
人間はわからないことに不安や恐怖を抱くもの。
モヤモヤを言語化しているこの本は、「なんとなく楽しくない」を抱えるあなたに届けたいです。
✔「なんだろうなんだろう」
○○ってなんだろう?という切り口で、ふと疑問に思ったことを考えていく哲学的な1冊。
あなたの日常にも、疑問というハサミを入れてみては。
当たり前の事が、少し不思議に思えてくる1冊。
読書というより、疲れた時にぱらっとページをめくって癒される1冊。
✔「はたらくっ! にゃんこ兄弟 今日も1日 おつかれさまでした。」
「楽しくないを抜け出すヒントが本当にあるのか?」と思われそうだ。
しかし、この表紙を可愛いと思ったらヒントになる!これは断言する。
これは絵本で、タイトル通り社会人として働くねこの兄弟の1日を描いた物語。
読んだときの率直な感想が「お仕事して、1日がんばってえらい!!!」だった。
でもこれって、自分にも、他の人にも言えることだと思う。
「毎日楽しくない‥」という人は、見えない将来や焦りと戦っていることも多い。
この本を読んでから、当たり前の1日を、焦らず過ごせたらいいなと思えるようになった。