私は知ったかぶりをしてしまうことが多かった。
なぜかというと、知らないというのが怖いから。もっと言えば、知らないといって呆れられたり怒られたりするのが怖かった。
知ったかぶり1つでも、幼少期からのトラウマを克服する必要があると気づいたので、ここではどうして知ったかぶりをしてしまうのかと克服するプロセスを書いていく。
どうして知ったかぶりしてしまうのか
1.話に置いて行かれたくない
人間関係において、見捨てられる不安がある。そのため知らないと言ってしまったら、じゃああなたには教えません。と仲間外れにされてしまうのが怖かった。
そのため小学生くらいの頃から、テレビや雑誌、ゲームの話はとにかく知ったふりをしてしまう。今でもそうだ。知らないことでも「うんうん」と言ってしまう。知らないのだが、とりあえず話を続けようとしてしまう。
2.プライドが高い
知らないことを恥だと思って生きてきた人も知ったかぶりをしてしまう。
周りからは「またこいつ知らなかった癖に」と思われているのだが、呆れられていることに気づいていない可能性がある。
知らなかったことを正直に「知らない」と言えない人は、以下も参考になるかもしれない。
3.親に「そんなことも知らないの?」と言われてきた
知らないことは覚えて成長する。人間はいろんな場面でそれを繰り返すと思うのだが、私は「どうしてわからないの?」「なんで知らないの?」と、わからないことがあるといつも怒られた。
それから「知らない」というのが怖くなったし、知らないことは悪だけど、どうしようもないから知ったかぶりをしてやり過ごすことを覚えた。
4.寂しい
どこかで心が満たされていないので、知ったかぶりをして仲間に入れてもらいたい。
知ったかぶりが起こすハプニング
知ったかぶりをすることを正解としてやり過ごしてきた人にとって、知らないということはものすごくハードルが高い。
なので、知ったかぶりをするリスクを感じることで自然とやめようと思う流れをつくっていく。
1.信頼関係を壊す
仕事で知ったかぶりをすると、自分が追い詰められる可能性がある。
「知っていると聞いたから、最低限の連絡は省いた」なんてことがあれば、あとから知らないという方が怖い。こいつは嘘つきだというレッテルを貼られ、これまで必死に保ってきた人間関係を自分で壊してしまうかもしれないのだ。
3.知るきっかけを失う
知らないことでも「知ってる」といえば、勉強する機会を失います。
正直に「知らないから教えて欲しい」といえる人は、人からたくさんの知識を得てどんどん成長していける。知らないと言えない大人はいつか、年下の上司に仕事を教わって「まぁそうだよね」「あーわかってはいたんだけどね」なんて言う醜い大人になってしまう。
こうはなりたくない。と思ったので、私は知ったかぶりをやめた。けれど幼い頃から「知らないことは悪いこと」と刷り込まれているので、この本を参考にしつつ頑張って克服している最中だ。