職場の人間関係は“諦める”とラクになる。

職場での人間関係は“諦める”とラクになる。対人関係

人間関係は大切だ。

例えば同じ仕事でも、上司が高圧的・控えめかによって働きやすさは大きく変わる。

だけど相手は変えられない。

そこで、人間関係は諦めてしまうとラクになる。

  • 自分と他人は別個体
  • 相手はコントロールできない
  • ガマンはお金にならない

自分と他人は違う個体なので、態度を改めてもらえることもなければこちらがストレスを抱え続ける必要もない。

人間関係を諦めた方がラクなわけ

自分と他人は違う

目玉焼きは醤油派?ケチャップ派?

おそらく世間的には醤油が多い。マヨネーズや塩コショウ派の人もいるだろう。

何が言いたいかというと、自分と他人はどこまでいっても平行線なのだ。

どれだけケチャップが合うか熱弁しても、醤油派の人には「へえ、そういう食べ方もあるんだ」で済んでしまう。

けれど、これを理解できていない人は意外と多い。

「どうして俺の指示が理解できないんだ!」「私の意見に反対なんて、どうして?」と、自分の価値観を相手にも求めてしまう人がいる。

相手はコントロールできない

本気で相手に変わることを望んでいるとしたら、その人に依存しているか支配欲が強いかだ。

職場には、その人がいるだけで雰囲気がパッと明るくなるような人もいる。

あるいは、その人がいない日だけみんなワイワイ働ける、なんて人もいるだろう。

そういう人に「明日からこんな風になって欲しいんです!」と言ったところで状況は変わらない。

職場の人に不満があるなら、自分が変わるぞ!とポジティブの塊になるか、その場を離れるべきだろう。

理不尽に対するガマンはお金にならない

必要ないガマンはすぐやめてしまおう。

身に付けたいスキルや成長につながるガマンはいいが、上司の性格や発言に対するガマンはするだけ損だからだ。

仮に不当な扱いを受けてメンタルを病んでも、上司は困らない。

だから、1度「それは必要なガマンか?」と自問自答してみてほしい。

今の職場で頑張るとしたら?

もし「ちょっと嫌な人がいるけど今の職場で頑張りたい」と思っているなら、以下の行動をおすすめする。

  • 自分の立ち位置を見つける
  • 八方美人にならない
  • 思考を客観的に見てみる

自分の立ち位置を見つける

以下の本によれば、人間関係が煩わしい人のほとんどは集団行動が苦手だと感じている。

そのため個人間でのコミュニケーションにはそこまで苦痛を感じない。

だから、輪に入ろうと無理をするのではなく“自分が居心地のいいポジション”を見つけるといい。

例えば私は、プライベートの話をされたら親身になって聞くが、自分からは発信しない。

時々「誰かにわかってもらいたい」と思うこともあるが、それを職場の人に求めるのをやめた。

八方美人にならない

嫌われる勇気を持とう。

なんでも「大丈夫」と言ってしまうからつらくなるのだ。

しかし、引き受けても案外なんとかなった経験があると、次も大丈夫かもしれないと変な自信がついてしまう。

その自信は、嫌われないためじゃなく自分が成長するために活かせるはずだ。

思考を客観的に見てみる

人間関係で「失敗した‥!」と思う時は、自分を友達に置き換えてみよう。

例えば「あの時もっと違う言い方をすればよかった」と1人反省会をしてしまう時だ。

もし友達が同じように悩んでいたらどうだろうか?

多分、「そこまで気にしなくても大丈夫」とか「どうしても気になるなら次に会う時に伝えたらいいよ」と励ますだろう。

もし1人反省会を始めてしまったら、友達に置き換えて自分を励まそう。

自分の世界はそこだけじゃない

人間はパズルのピースみたいなものだ。

居場所を変えれば自分もピッタリはまるかもしれないし、自分(ピースの形)が変われば、その場所でもうまくはまる可能性だってある。

いまの環境を離れる・離れないにかかわらず、人間関係はいくらでも変えられると覚えておいてほしい。