人間関係でストレスを感じやすい人の特徴・ストレス対処法

対人関係

職場で人とコミュニケーション取るのも疲れるし、あれこれ気にしていつも通りの力が出せない!

以前勤めていた職場で、何が一番つらかったかと言われると「人間関係」だ。

職場や、学校でもそうだが、その場所の人たちとの相性は運だ。後から場所を変えることはできるが、そこにいる人たちを最初に見極めて選ぶことはできない。

人間関係にストレスを抱え始めると、だんだん自分が悪いのか?自分が変われば辛くならないんじゃないか?と思い始める。

今となってはそう考える必要はない。例えばその人と仲良くなりたい!(恋愛でなくとも)好きだからもっと話がしたい!と思うなら別だが、合わない人とはどんなに頑張っても合わない。

合わない人とうまくやるために頑張って、ストレスを抱えてしまう人の特徴と、経験や学んだことから見出した対処法をまとめていく。

人間関係でストレスを抱えやすい人の特徴

自分の過去を振り返ってみると、ストレスを抱えやすい人はこんな特徴があると思う。

人間関係でストレスを抱えやすい人

・完璧主義

・人の気持ちに敏感

・人を信用できない

・人見知り

・どう思われるか不安

これらの特徴が1つだけ目立つこともあるかもしれないし、混ざり合っているかもしれない。私はどれかと言えば、完璧主義かつ人の気持ちに敏感で、うまくいかない人間関係にストレスを抱えていたように思う。

完璧主義

完璧主義の人は、相手にも完璧を求めるかというとそうでもない。

では何に完璧を求めるかというと「相手と接する自分」に対してだ。相手が求める反応や行動を無意識のうちに考えて、勝手に「相手にとって理想の自分」になろうとする。

当然、相手が思っている本当のところなんてわからないし完璧な対応なんて無理である。

これに気づくことができれば楽なのだが、当人は結構必死なのでわからない。

それどころか、相手によっては感謝されることもある。努力が報われた気がしてしまうので、結局やめられないのだ。

人の気持ちに敏感

「自分の気持ちが、周りの人に左右されやすい」ということはないだろうか。

他人の悲しみやイライラが、自分の気持ちにも影響することが多かった。これは昔、他人と自分の境界線があいまいだったからかもしれない。

共感性が強いのでは?とも思うがこの場合は少し違う気もする。辞書で引くと共感は人間の本能に備わっているものとされているが、境界線があいまいな人は他人の感情を自分に流し込んでしまう。

相手の気持ちに寄り添うのではなく、相手の感情に支配されるというのが近いかもしれない。

これが人と話す度に起こるので、関わる人が多ければ多いほどしんどくなる。

人を信用できない

信用できない人と関われば、当然ストレスがたまっていく。

そもそも私は幼少期から、人を信用できる育ち方をしてこなかった。詳細は省くが大人の都合に振り回されてきたのだ。

別に信用しなくてもうわべだけの関係は簡単につくることができるが、信用できない人との距離感は難しい。会話をするだけでアレコレ考えて疲弊してしまう。

人見知り

周囲の人と仲良くなるきっかけを逃し続けると、なんとなく居心地が悪い。

私は人から話しかけられるのを待つタイプだった。高校くらいまではなんとかなるが、大学や社会人になると、やっぱり自分から行動できる方がいい。というのは、自分から行動するのは周囲にいる人を自分で選ぶことになるからだ。

人見知りの人は、もしかしたら他人にそれほど興味がないのかもしれない。詳しくは下の項目で書いていく。

どう思われているか不安に思う

相手が自分のことをどう思っているかなんて、想像しても本当のところはわからない。

それなのに相手にどう思われているかいつも不安で、1人になった時にグルグル考え反省会をしてしまう。人知れずストレスを抱え続けるだろう。

この考え方も、抜け出そうとする練習をすればストレスは軽くなる。

ストレスを感じた時の対処法

さて、ストレスを抱えてしまうにはいくつかの要因があった。ではどう対処していこう?ということで、実践したことをまとめていく。

ストレスの対処法

・何がストレスか明確にする

・他人と自分の区別をつける

・関わらない、と割り切る

・楽しい人間関係に目を向ける

何がストレスか明確にする

自分は人間関係にどんなストレスを抱えているかをはっきりさせる。

たった1人が苦手なのか、誰かの間に挟まれてつらいのか、自分の意見を否定されるのが嫌なのか。こんな風に気付いたことをまとめていく。

人間はわからないことに不安や恐怖を覚えるそうだ。人間関係のストレスも、原因を明らかにするだけで不安が少し軽くなる。まずはストレスのもとを1つずつ思い出してみて欲しい。

参考:頑張れない自分が嫌いになってしまったら。「人生の休息を取ろう」

他人と自分の区別をつける

人と自分は違う。自分と他人の境界線があいまいな人は、この事実を受け入れて自分を確立させるのが難しい。

考え方を大きく変える必要があるが、実は難しいことではない。たくさん気づきを得た本を載せておく。

例えば、目玉焼きに醤油派の人がいたとして「目玉焼きには絶対ケチャップだ!」と言われて落ち込むだろうか?

私は醤油だけど、あなたはケチャップが好きなんだ。で済む話である。けれどこれが、考え方とか価値観の話題になると途端に自信が無くなったり不安になったりする。

こういう経験がある人には、上記の本は非常に参考になると思う。

関わらない、と割り切る

苦手は人とは、必要以上に関わらない!と割り切るのも、その場しのぎであるが有効である。

実際「仕事では必要最低限かかわって、プライベートな話は一切しない」という方も多い。仲良くなるにはプライベートな話も必要だと思うかもしれないが、それは本当に仲良くなりたい人とだけすればいいのだ。

最初にも書いた通り、そこにいる人を選ぶことはできない。その場にい続けることを選ぶなら、人との付き合い方を見直してみるといいかもしれない。

✔「職場のやっかいな人間関係」に負けない法

その場以外の人間関係に目を向けてみる

つらいな、しんどいなと思っていると、仲の良い人の存在が見えなくなる。

私の場合は1人だけ、親身になってくれる人がいた。1年に数回会うかどうかの友人だが、ふとした時に連絡を取って、たくさん話を聞いてくれたのである。

人間関係にストレスを抱えていると、自分の味方なんていない、誰も助けてはくれないと思ってしまう。

けれど、その人間関係があなたのすべてではないはずだ。私の場合は身内は頼れないし、友人は両手に収まるほどだ。けれども、その中に問題解決の糸口があった。

最初に「つらいことの洗い出し」を挙げたが、向き合うのがつらい時は誰かを頼るのもいい。頼る人がいない時は、書籍を読むと気づきをくれるかもしれない。

必要な我慢かどうかを見極めるのがカギ(まとめ)

最後になるが、人間関係のストレスは、その場から逃げることで解決できてしまう。

逃げた先でも、きっと我慢することはたくさんある。ので、いまの我慢が必要なものか考えてみるといい。相手に不満があっても、そういう人なんだと受け入れられれば今すぐ逃げる必要はないだろう。

けれど相手の発言に苦しみ、心身の健康を崩している場合はどうだろうか。逃げた方がいいかもしれない。

私が過去の健康を損なったときに気づいたのは、今まで楽しいと思えたことが楽しくなくなった、興味を持てなくなることがサインの1つである。ということだ。

人間関係のストレスを抱えて、乗り切れずに圧迫されていると、いつの間にか健康を損なっている。これはその渦中にいる時にはなかなか気づけない。