
向上心を持ってる人ってすごいなぁ、自分も向上心があれば出世できるの?



同期はすごく頑張ってる、自分も頑張ってみたいけど何すればいい?
向上心があることで、仕事・趣味の成長スピードはとても速くなる。
私は向上心を持ってから、高校のテストで「学年140位→学年1位」を達成することができた。
この経験は、社会人になった今も大きな自信になっている。
少しでも成長意欲がある人なら、誰でも向上心を持てるはずだ。
「向上心」の意味
向上心とは、『現在の状態に満足せず、よりすぐれたもの、より高いものを目指して努力する心』のことを指す。
もっと言えば、向上心は『今よりも良い自分になろう』とする欲求とも表現できるだろう。
向上心を持っている人が充実してやる気に満ち溢れているのは、現状に満足していないからだ。
向上心を持っている人の特徴
①やる気がある
向上心を持っている人は、やる気に満ち溢れている。
成長意欲がある人ともいえるだろう。
仕事でも趣味でもなんとなくでやるより、やる気があった方がスキルアップは早い。
活躍している人は、やる気がなくてもできることに全力で取り組んでいるように見える。
②目標を持っている
「目標達成→次の目標を設定→頑張る」を繰り返している。
1つ目標を達成しても、向上心の強い人は現状に満足しない。
次の目標を立て、人知れずトライアンドエラーを続けていることだろう。
③モチベーション維持が上手い
向上心がある人は、目標達成へのモチベーション維持が得意。
やる気のある無しに関わらずメンタルを安定させるコツを知っている人は、目標達成→また頑張れる!というルーティンを繰り返しやすい。
気持ちが上下することがあっても、自分をうまくコントロールできる人でもある。
④好奇心で動ける
例えば絵の勉強をしたい!と思って行動し始めたとする。
どうしたら上手くなるか?何から始めたらいいのか?と考えて資料を探して描いてみる。
勉強し始めたら、次の課題がでてくる。
その課題は、どうやったら解決できる?と調べてまた行動する。
普段なんとなく見ている電柱や道路はどんな形をしているんだろう?と身近なことにも興味を持つようになる。
向上心を維持している人は、こんな風に自分の成長と好奇心を無意識にセットにして楽しんでいるのだと思う。
⑤行動がすばやい
先ほども書いたが、好奇心旺盛なので「早くやってみよう!」とすぐ行動に移せる。
色々準備してから行動しようと思っている人と、とりあえず行動してみた人では、やっぱり行動した人の方が早く結果がでる。
また絵の例えになるが、最初は下手でも3年描き続けたら、3年分の作品が形として残る。
何もしなかった人の3年と、絵を描き続けた人の3年では、成長の差は言うまでもないだろう。
行動した後には、自信がついてくる。この自信が、これだけ伸びたのだからまだ成長できる!という向上心につながる。
⑥考えながら行動している
すぐ行動に移すからと言って、後先考えずに動いているわけではない。
行動しながら考えられるのは強みともいえる。
「次にどう動いたら結果が出るか?もっと別の方法はないか?」と、行動しながらPDCAサイクルを回せるのだ。
ノープランで突き進んでいるように見えて、実は策略家だったりするかもしれない。
地道な努力(行動)に向上心(感情)がついてくる、という考えがしっくりくる人は、先に紹介した向上心の本よりも、こちらの自助論の方がタメになると思う。
⑦たまに突っ走る
目標に向かってPDCAサイクルを回しながら行動できるのが強みである一方、単独行動で暴走してしまうことには要注意。
「これ絶対うまくいく!」と思っている時は、周りの意見が素直に聞けなくなることも。
順調に行ってると思う時ほど、周囲の意見を聞いてみると良い結果につながるかもしれない。
⑧楽しむのが上手い
向上心のある人は、苦労する過程も楽しいに変換できる。
これは、苦労を乗り越えたあとの自分をなんとなくイメージできるからだろう。
日本地図は覚えられなくても、ポケモン図鑑は詳細に覚えられた、というエピソードを見たことがある。
ポケモンに興味がない人が、「1か月後に試験をするから覚えてこい」と言われたら、覚えるのはただの苦行のはずだ。
向上心がある人は、いつも少なからず楽しいと思っている。
興味があるものを無意識に選んでいるか、興味の範囲が広いのかもしれない。
⑨向上心がある人は諦めない
向上心がある人は、途中でやめないから結果を出すことができる。
突っ走ってしまうこともあるが、不利な状況に立った時に冷静になれるのが強みだ。
どれだけ壁にぶつかっても、これまでの経験で得た自信がある。
さらに、壁を乗り越えた時の自分もイメージできている。
諦めることを知らないともいえるかもしれない。
⑩失敗をおそれない
向上心がある人は、失敗した時のことはあまり考えていないように思える。
そのため、失敗した事を考えて立ち止まることがない。
むしろ、失敗どころか成長のチャンスだと思えるポジティブさすらうかがえる。
失敗して挫折するのではなく、「次はどうしたら良いか」に気持ちを切り替えることができる人ともいえるだろう。
成功を重ねる人は、その前にたくさん失敗している。
⑪人と自分を比較しない
向上心がある人は、人と比べないから挫折しない。
人と比べだしたらキリがないのだ。どれだけ成長しても上には上がいる。比較した相手と同じレベルになった時、またもっとすごい人が現れてしまう。
向上心を維持できる人が比較するのは「過去の自分」だ。
過去と比べてどれだけ成長できたか比較したら、純粋にすごい!と思えるだろう。
⑫自信がある
向上心を持っている人は、自信がある。
トライアンドエラーを繰り返し、人とではなく過去の自分を比べて成長を実感する。そしてまた次に向かう。
これを実践していれば『失敗しても大丈夫。自分はまだ成長できる。』という自信の土台ができあがっていく。
さらに、残した実績を他人が評価してくれる。
このことが、もっと頑張ろうと思う気持ちを後押ししているのだろう。
しかも、他人の評価に依存せず、自分の成長は他と比べない軸を持っているのも、自信を持ち続けられる理由かもしれない。
⑬余裕がある
向上心のある人は、余裕がある。
これは自信に裏付けられる余裕だが、影では小さなことにも手を抜かない。
成功している人は、大きな仕事も、日常の雑務も大切にこなしているように見える。
人には何でも真剣に取り組む真面目な人という印象を与え、それが成長を応援したいと思わせることにつながっているのかもしれない。
向上心を持って頑張っている人には、不思議と応援したくなる魅力がある。
向上心を持つ人のマイナス面
ここまで見ると、向上心がある人って最強なの?と思えてくる。
個人で見れば確かに最強かもしれない。
けれど、それが周りにはマイナスな影響を与える可能性もあるのだ。
①うっとうしい熱血タイプ
向上心がある人は、ひたすら上昇志向だ。
この考えに共感できない人には、暑苦しい・面倒くさい人という印象を与えてしまう。
周りのテンションを下げていないか、チーム行動では注意が必要です。
友達との会話でも、「意識高すぎ」と思われる可能性にも気を付けたい。
②意見を曲げない頑固さがある
向上心が強い人は、自分が進むと決めた道を譲りません。そのため人に意見を押し付けてしまうこともあります。
個人で活動しているならいいかもしれませんが、協力して何かを成し遂げようとするときには、その頑固さがチームの輪を乱す可能性があります。
チームの成長=自分の成長と捉え、全体のまとまりを優先してみるといいでしょう。
✔藤田晋の仕事学 自己成長を促す77のセオリー
仕事人としての成長ということで、こちらも参考程度に。
向上心を持つ方法
ここからは、どうすれば「向上心のある人」になれるかをまとめていく。
①目標を立ててみる
直近で、すぐに達成できそうな目標を立ててみるといい。
いきなり将来の夢を作るのは難しい。
仕事の期日が迫っているなら、その期日までに終わらせる、という目標だっていい。
私は学生の時、「今日は歴史のワーク2ページ暗記する」と決め、覚えきるまで勉強してみた。
どれだけ小さなことでも、「決めた目標を、達成するまでやり遂げる」ことが重要。
②目標達成した自分を褒める
「自分で決めた目標を達成した!」と、大げさでも自分を褒める。
仕事の期日を守っても、「期日を守るなんて当たり前だ」と考えると成長にはつながらない。
どんなに小さなことでも、達成感を感じられると、次の目標を立てるのが楽しくなるはずだ。
行動できた自分を褒めることが、将来の成長につながる。
③自分に投資する
簡潔にいうと、自分磨きをしましょう。というもの。
どんなチャレンジも、結局は自分への投資になる。
向上心がある人は、書籍とかジムといった自己成長のためにお金を使っている。
何かやってみたいことがあるなら、思い切ってお金を使ってみるといいかもしれない。
投資してみることで、お金を払った以上続けてみようかと思える。
継続することへのハードルが高くて行動できない人は、思い切って自分のためにお金を使ってみて欲しい。
④環境を変える
向上心を持つには、環境からの刺激が必要だったりする。
どんどん成長している人が周りにいると良い。
「自分もあんな風に成長したい!」と思える環境に身を置くことで、感化された結果自分も努力できていた、ということもある。
向上心はいいことが多い(まとめ)
向上心を持っている人は、成長を楽しめる。
いまのままで良い人にとっては少し暑苦しい人物になってしまうこともあるので、ポジティブの押し付けには注意したい。
実際、今までの自分より良い成績が欲しくて学年1位になれた経験は、頑張れば結果を出せる!という自信の裏付けになっている。
結果が出せるという自負があるから努力して、社会人になってからも社内で表彰される結果を出すことができた。
頑張った過去の自分がいると、今の自分も頑張れる!とやる気がでる。
ささいなことでも目標を立てて、できたら褒める。これを繰り返すことが、大きな実績につながるのかもしれない。
とりあえず私は、今日は早く寝ることにする。