突然だが、ハローキティのニーチェという本を読んだ。
他の記事を読んでくださった方はご存じかもしれないが、私は人間関係においてメンタルを病みやすい。常に生きやすくなるヒントを探して読書をしているのだが、その中でこの本に出会った。
私は人に対して「見捨てられるんじゃないか」という不安を抱えている。この本は、その考えの真逆をいく本だった。いつかこう思えたら、人生もっと楽しくなりそうだと思えたので、特に印象に残った言葉を書いていく。
誰かの決めた価値観はいらない
人と比べず、自分を大切にする生き方を学べるハローキティのニーチェ。真逆すぎて刺さらなかった言葉もあったけれど、こういう考えは素敵だと思ったものを挙げていく。
さみしさを、ごまかさないようにしよう
私は1人が苦にならないタイプだ。けれど、たまに人とのかかわりが希薄すぎて不安になる。この不安を、寂しいんだと認めたことがなかった。
1人が寂しいとき、突発的に人を食事に誘ってみたり、連絡を取っていなかった人に急にLINEしたくなったりする。今までこれを「たまに元気な時に人と遊びたくなる」のだと思っていたが、ただ寂しかっただけなんだ。
こういう時、自分は今寂しいんだなとちゃんと頭で理解するようにした。
今まで急に連絡を取って人と会った時、後悔することが多かった。本音も言えないし、相手の話を聞いて消耗する。寂しさの穴埋めは逆効果というわけだ。
だから、寂しいと思ったら自分の好きなことをする。自分を大切にする時間をつくる。1人が寂しいんじゃなくて、寂しい自分を無視しているのがつらいのがわかった。
小さな幸せをちゃんと喜ぼう
最近、幸せだと思ったことはありますか?
私にはなかった。いや、幸せのハードルをうんと低くしたらたくさんあった。友達と話をできたこと、アニメを1日で3話見進めたこと。ファミレスで、普段頼まないパンケーキを食べてみたら美味しかったこと。
小さな幸せをたくさん集めると、悩みの1つくらいは消えるかもしれない。
誰よりも、何よりも、自分をちゃんと愛してあげよう
いつから愛は人に向けるものだと思っていたのだろう。自分も愛する対象なのだ。
けれど自分を愛するってなんだろう?愛し方がわからない。私は人に見捨てられる、呆れられる不安や恐怖をベースに人間関係を構築してきた。人を愛したことがないんだと思う。
自分の中で答えがでるのはまだまだ先だけれど、自分を愛することができたら、他の人も愛せるのかなと思う。
「いつかは・・」なんて思っているうちは”いつか”なんて永遠にこない
完璧主義的な考えだった私にはグサッときた。
振り返ると、私はいつも「いつかこんな風になりたい」と願望だけ持ったまま、行動に移したことがなかった。
私は今、このブログをもっとたくさんの人に読んで欲しいと思っている。それにはもっとたくさん書いて、人の悩みを解決したり、ヒントになったりするエピソードを伝える必要がある。願っていては変わらない。それに気づいたので、いまはがむしゃらに書いている。
最近、ちょっとだけ見てくれる人が増えてきた。願っているだけじゃ叶わない理想も、「いつか」のために行動すると叶うのかもしれない。
悲しくて悔しくて、どうしようもないときは自分を誇りに思おう
私は人間関係で病んで、仕事がうまくいかなくなった。家でも仕事中でも「死にたい」と思うことが多かった。今もある。
他の人が当たり前に過ごす生活が送れなくて、悲しくて悔しい。どうしてこんな自分を誇りに思った方がいいのかというと、「そんなにも努力してあきらめなかったから」だそう。
そうか、私は人間関係も普通の生活もあきらめなかったんだ。頑張って、自分なりに工夫して今の環境で努力し続けてきたんだ。
そう思えてから、絶望する日を味方につけることができた。悲しくて悔しくて自分を責めてしまう時は、これを思い出してほしい。あなたもあきらめずに努力してきただけなんだ。
生きることを諦めない自分に勇気をくれる本
人生を諦めてしまいたかった、けれどそれができなかった。そんな私に、前を向くヒントをくれた本だ。
悩んで苦しんでばかりだった過去を悔やむこともある。それでも、今を愛せる日がくるかもしれない。そんな綺麗事を信じる勇気を持てるようになれたらと思う。
ここで紹介した言葉で刺さるものがあれば、この本は1冊持っておくといい。