仕事の渋滞は、考え方1つでかならず脱出できる
仕事が進まない最大の原因は、自分の心だ。
“人間が面倒ごとを先送りにしてしまうのはなぜか”という心理学の研究が世界で行われている。決してあなたが怠惰でだらしないというわけではない。
ここでは「一気にやろうとしない」「モチベーションにかかわらない」仕事の進め方を書いていく。
全体像の把握が基本
どんな仕事でも「全体像の把握」を最初にするべきだ。
具体的に言えば、完成するまでに以下のことを把握しよう。
- 何をゴールとするか
- 誰に
- 何を確認して
- どう進めるか
仕事をためない進め方
達成すべきゴールを明確にする
仕事はゴールから逆算して考えると、スケジュールを立てやすい。
日程と、それまでに提出するもの等をまずは洗いだそう。
行う作業のリストアップ
ゴールがわかったら、それまでに進めることをリストアップしよう。ここでは順番を考えず、思いついたものをとにかく書いていく。
そうすることで抜け漏れを防ぎ、仕事の完成度をあげることができる。
「間違いなく重要な2割」を見つける
突然だが「80:20の法則」をご存じだろうか。
全体の成果は、そのうちの20%が生み出している。という法則のことを指すものだが、これを仕事にも応用できる。
その仕事の中で本当に重要な2割を見つけ出そう。
営業先を納得させること、上司に評価されること、あなたの主張を通すこと?
絶対に外せない20%を見つけたら、そこから着手すると残りの80%は余力で進めることができる。
プレゼン資料なら、10枚のうち重要な2枚に時間をかける
営業なら、全体のうち上位2割の商品や顧客に絞る
リスト化した作業に期間を決める
リストアップし、重要な2割を見つけたら、それに期間を設けていこう。
これが、気持ちに余裕を生む。
企画を考える段階で○○日間、修正で○○日間、など1つの工程にかける期間を設定すると、今自分がどの段階にいるのか把握できるからだ。
計画を立てる際「気持ち」は考慮しない
計画に「この日は元気そう」「この日は疲れてそう」という考えをいれてはいけない。
人の気持ちは日時で決められるものではないからだ。
しかし“日時”は決められる。
だから、確保できる時間を徹底的に洗い出し、仕事に使える時間を把握することが成功の近道だ。
計画を振り返って、「無理だよこんなの‥」と思ってしまう計画はすぐに見直した方がいい。
計画を実行し、振り返りをする
上記の通り、計画は途中で見直して、進行に問題があれば途中で改善しよう。
期限を決めたチェックリストを見返して、確保できる時間を意識するだけで“仕事がたまって大変なことに”という事態を防ぐことができる。
仕事の手をとめない進行表のつくりかた
「とりあえず手をつける」が簡単になるよう具体的に書いておこう。
プロジェクトをいくつかのフェーズにわけて、その段階が終わるまで数日かけて取り組む。終わったら次のフェーズに進む。
単語でもいいし、自分がわかりやすい言葉でもいい。中身まで見えるチェックリストにしよう。
私のブログ執筆だとこうなる。
- 記事の内容を考える
- ニーズの調査(1日)
- 具体案作成
- 原稿作成フェーズ(2日間)
- アイキャッチやタイトル作成
- 校正作業
- 記事公開
ルーティンの期間が短いが、メインが長くなっても同じことである。
5日でも14日でも期間を設定し、その時間はとにかくその作業を進める。
リストを見てすぐに「自分がどの段階か」が把握できることが肝心。