反対意見をもらうと人格を否定された気分になったときの話

反対意見をもらうと人格を否定された気分になったときの話性格分析

自分の意見を言うのが苦手、という人の中には「反対されると傷つく、自分そのものを否定されたと思う」人もいるんじゃないだろうか。

私もその一人で、意見に賛同してもらえなかった時はすごく落ち込むし、やっぱり自分から発信するんじゃなかったと後悔する。

けれど、客観視してみるとどうだろう。

意見に反対されたからと言って、自分自身がダメだと言われたわけではない。意見は人の数だけある。

わかっていても落ち込んでしまうので、どうしたら意見を否定される恐怖を克服できるか考えてみた。

客観視する

最初に書いたように、否定された時のできごとを客観視してみる。文字にするといいかもしれない。

文字にしてみると、「なんだそんなことか」「朝ごはんはパンかご飯かみたいな問題だったな」と思えてくることがある。

自分の意見を否定されると、「自分はダメな人間だ」と言われたような気分になるが、ただ相手にも同じように意見があっただけなのだ。と考えると少しラクになる。

この世のすべてが自分と同意見だったら?

突然だが、世界中が自分と同意見だったらどうだろう。そんなはずはないし、自分と人の区別すらつかないのかもしれない。

他人と自分は違って当たり前、それぞれに主張がある。という当然のことを受け入れてみる練習をした。否定されるのが怖い人は、この“違い”を認めるのが難しい。

違うことは悪いことではない。私もよく忘れそうになるので、定期的に思い返すようにしている。

賛成してもらう=ゴールではない

意見は賛成してもらってゴール!ではない。

意見を伝えた時点でゴールなのだ。目標達成だ!と喜んでいい。その意見をどうするかは相手次第で、相手の気持ちをコントロールすることはほぼできない。(心理学の知識で、うまく誘導することはできるかもしれないが)

私はSNSでこれを学んだ。例えば私は映画が好きで、インスタグラムやTwitterで感想を書くことがある。最初は「この解釈は違う」「私はこう思う」とか自分の感想を否定されたらどうしよう?と思い、自分の言葉で書けなかった。

けれど、意見は言うのがゴールだと思うようになってから、感想を書くのがすごくラクになった。それどころか、前より自由に表現できるようになって、自分がどう思っていたのかハッキリするようになった。

不思議なことに、否定されたらどうしよう、と無難な言葉を選ぼうとしていた時よりも共感してくれる人が増えている。

意見や考えを発信する場面を増やす

私の場合は、考え方をちょっと変えてみる+意見を言う場所(SNS)で実践してみたことで、少し克服できたように思う。

考え方のクセを意識的に変えてみても、意見を伝える場所をつくらないと効果は実感できない。

友人に最近あった出来事を、自分の意見を交えて話してみるのもいいし、私のようにSNSで何かの感想を書いてみるのもいいと思う。

回数を増やすことで慣れてくるので、少しずつ怖くなくなってくる。

もし否定されたとしても、この人は私と違う考えなんだな。と思うだけでいい。地球上のすべてが自分と同意見ではないのだ。

また、違い=自分がダメ ではない。みんな平等の立場で、AもあればBもあるし、FもVもある。こんな風に、アルファベットにも優劣はない。“違い”があるだけだ。

意見を否定されるのが怖くなったら、上記のことを思い出してみて欲しい。