愚痴・不平不満が多い人の心理とは。改善方法も解説

性格分析

口を開けば愚痴、という人がいる。

たまにストレスを発散するためにそういう会を開くこともあるが、職場で顔を合わせる度に聞いていると結構しんどい。

自分で言うことではないかもしれないが、私は結構共感性が強いほうだ。

人が怒っていると、共感して怒ってしまう。だから、愚痴を聞くのは体力を使う。

そこで、愚痴や不満をこぼすことが多い人の気持ちをちょっとでも知れたら「この人はそういう悩みを抱えているんだな」と客観的に見ることができるかもしれない。

そう思って、愚痴が多い人の気持ちを調査した。

不平不満が多い人の心理

不平不満が多い人は、ある共通点があります。

それは、「原因を相手に探すこと」です。1つ1つ具体的に見ていきましょう。

自分に当てはまるものがないか確かめてみてくださいね。

自己解決力が低い

不平不満が多い人は、自分と違う価値観や感性を受け入れることができません。

他の人の意見を認めようとしないので、問題解決の原因を他人に求めます。そのため不満が多くなるのです。

自分が正しいと思っている

常識というものは、育った環境により人それぞれですよね。

しかし、不平不満が多い人は自分の常識が絶対正しいと主張するのです。

そのため、他人と意見のすれ違いが発生することが多くあります。相手が意見を曲げないことに不満を抱くでしょう。

参考:人間関係を”諦める”と8割くらいラクになる。

他人を見下す

自分と常識・意見が合わない人を、自分以下の人間だと見下します。

不平不満が多い人は、自分の意見が絶対だと思っています。意見がズレる相手には、「そんなこともわからないの?」という態度をとるでしょう。

プライドが高い性格、とも言えますね。

他人のせいにする

自分は正しいと思っているので、仕事でミスがあった際も、「あの時あいつがミスしなければ」と、他人の責任だけを追及します。

自分の行動を振り返ったり、反省することがありません。

他人のせいにすることで自分を持ち上げる

不平不満が多い人は、人のミスを追及して周りに伝えることで、「自分は悪くない・自分は正しかった」と主張したい心理があります。

これには「認められたい」という気持ちが隠されています。

誰かと比べたり、人を見下すことで「自分が優位に立っている」と思っていたいのです。

愚痴・不満がもたらす影響

愚痴や不満がもたらす影響は、意外と大きいものです。

気づかないうちに大切なものを失っていませんか?普段愚痴をこぼすことが多い方は要注意。

ストレスが増える

不平不満を言ってストレスを発散しているつもりかもしれませんが、逆効果です。

不満を言葉にすることで、脳は再びストレスを認識して蓄積します。その結果、ストレスを発散するどころか増やすはめになるのです。

参考:毎日が楽しくない方必見。楽しめないのは性格とストレス?

親しい人が離れていく

愚痴・不満が多い人と一緒にいたいと思う人はなかなかいません。

仲の良い人に日頃のストレスをぶちまけたい気持ちもわかりますが、友人の気持ちも考えましょう。不平不満を聞かされるのはストレスです。

友人からは面倒な人だと思われ、恋人がいれば別れる原因にもなります。

不平不満を言わない・考えない方法

不平・不満を言わないようにすると、人間関係が今よりスムーズになります。

ここでは、不満を言ってしまう癖を改善するステップをご紹介しますので、参考にしてみてください。

人の価値観を受け入れる

少し心を広くして、「こういう考え方もあるんだ」と思うように意識しましょう。

不平不満の原因は、違う価値観を認めないことにあります。違う価値観を受け入れられれば、不満に思うこと自体が少なくなります。

言葉を置き換える

愚痴を言うのはではなく、ポジティブな言葉に変換しましょう。

不平不満は、ネガティブな言葉でできています。だから、言い方を変えてポジティブにしてしまうのです。

例えば「能天気→前向き」などですね。

実は、悪口はポジティブな言葉に置き換えられることがほとんどです。周りの雰囲気も明るくなって一石二鳥です。

参考:アドラー心理学が、人生を前向きなものに変える。

参考になる本を読む

愚痴・不平不満を言わないようにするための本もあります。

より詳しい実践方法を知りたい方は、本を読んで実践するのが良いでしょう。本を読んで行動に移せば、効果が見えてくるはずです。