職場の人間関係が面倒。仕事の付き合いだけでいいし、プライベートではそんなに関わりたくない。人と接し続けると疲れてしまうからだ。
けれど関わりを絶つのも違う気がして、結局人との距離感がわからずいる。
そこで、ちょうどいい関係を維持するには、接し方と考え方の両方を見直す必要があると気づいた。ここではかかわりすぎない人間関係を維持するべく実践したことをまとめていく。
深入りしたくないと思ってしまう理由
いつも誰かと一緒にいる、しょっちゅう出かけてストーリーを更新する人もいる。私は真逆だが、どうして人と一緒に行動しないのかを振り返ってみる。
話を聞きすぎると疲れる
私は人の話を聞くと疲れてしまう。なんというか、悲しいニュースを見て傷つくタイプだ。だから悲しい話や仕事の愚痴を聞いていると、自分もイライラしたり悲しんだりする。
人の話で疲れてしまうのは自分が弱いから?自己中心的だから?と責めることもあったが、たぶん共感力がちょっと高いんだと思う。
同調する癖がついている
さらに、人に同調する癖がついているととにかく疲れる。
私は家庭環境的に、親に従わないと居場所がなかった。今でも人の顔色を伺い、テンションを合わせ、相手にとっての最適解を探しながらコミュニケーションを取る。
こういう苦労を無意識でしても、人からは気付かれにくい。私は過去に問題があると思い、以下の本を参考に記憶を掘り起こしている。23年6月に出版されて新しい。やっと求めていた本に出会えた。きっと参考になるはず。
自分らしくいられない
先に書いたように相手を優先してばかりいると、ありのままではいられない。
その場での自分を演じているような感じがして、素の自分でいられないことにストレスを感じているのかもしれない。どこかの研究によれば、自分を押し殺す人間関係は、密度が高いほど自己効力感や自尊心が低くなっていくそうだ。
ちょうどいい人間関係を維持するには
必要最低限の人間関係はキープしたいけれど、たまに寂しくなる、このままでいいのか不安になる。そんな時、これができれば大丈夫!という自分ルールと、自己理解を深める時間をつくった。
挨拶だけは元気に
一時期、職場で挨拶をするのが怖かった。今声かけたら迷惑かな?と考えてしまっていた。けれど、他の人に挨拶される時「いま挨拶するなよ」とは思わない。むしろ会ってすぐに挨拶してもらった方が気持ちがいい。
というわけで、挨拶だけはすぐに・元気にするようにしている。
友達が悩んでいたらどうするかを考える
人の話を聞きすぎると疲れると書いた。そんな時、自分を責めてしまうことがある。
けれど、友達が「人の愚痴や悲しい話で疲れてしまう」と悩んでいたらどうだろうか?私はきっと「1人の時間を大切にして」「そういう時は離れたっていいんだ」というだろう。これを自分にも言ってあげるのだ。
これは様々な場面でいえることだが、何かに悩んでどうすればいいかわからない時は“友達が悩んでいたらどう声掛けするか”を考えてみるといい。
断る勇気を持つ
飲み会や食事など、断れるものはキッパリ断ろう。私はいつも断れずに参加→自分を演じて疲れる→夜に1人反省会を繰り返してしまっていた。
断る勇気をもってみてほしい。最初はうんと緊張するが、1度断ってしまえばそう何度も誘われることも少なくなるかもしれない。
たまに寂しくなる時は、正体を見破る
瞬間の寂しさに流されて、急に誰かに連絡したり、予定を組んだりしたくなることがある。密接な関係は築きたくないけれど、寂しさを人で埋めようとする。
そういう時は、スマホを触るのをやめて、どうして寂しいのか考えてみる。1人でいるから寂しいのか、それとも友達といるときに、本当の自分を見てもらえないから寂しいのか。
案外、1人でいる時の方が寂しさを感じない。ありきたりだが、読書やゲーム、絵を描いてみたりすることで充足感を得ている。
急に寂しくなったら、一旦SNSのつながりも忘れて1人になってみる。おすすめです。